すね当てをするとすね毛が濃くなる？
「すね当てをするとすね毛が濃くなる」というサッカー選手のあるある話はよく聞くのではないでしょうか。
思い込みのように思われがちですが、すね当てにはすね毛が濃くなる要素がしっかりあるのです。
すね当ての着用が毛に影響を及ぼす理由の一つとして、ホルモンバランスが挙げられます。
男性ホルモンが毛を成長させる力を持っているのは有名です。
だからといって、男性には男性ホルモンしかない＝無駄毛が多い、ということではありません。
男性の身体の中にも女性ホルモンがあり、女性の身体にも男性ホルモンがあるのです。
通常の場合は、身体の中で常に男性ホルモンと女性ホルモンはバランスが保たれています。
これを一般的にホルモンバランスと呼びます。
前述した通り、すね当てをするとすね毛と擦れてひりひりします。
それに加え、すね毛があると足は蒸れやすくなるので、すね当ての中は多湿状態となります。
擦れによるひりひりと、蒸れによる多湿状態。
これは、肌にとって決して良い環境とは言えません。
「擦れ」と「蒸れ」による外的な悪影響は、ホルモンバランスが崩れる原因となります。
ホルモンバランスが崩れて女性ホルモンの分泌が減少すると、相対的に男性ホルモンの分泌量が増えます。
その結果、外的要因からすねを守ろうとする動きが活発になり、毛が生えるということです。
毛というのは「肌を守ろうとして生えてくる」ものです。
「擦れ」と「蒸れ」という良くない環境から肌を守るため、身体は必要以上に毛を生やそうとしてしまうのです。